コンパクトカーをプレミアムに塗り替えたMINI

ニューMINIがデビューした当初は、初代MINIのイメージを重ねたカラフルなモデルが多かった。しかし、それは短期間のことだった。プレミアムセグメントの多くが黒やシルバーを纏い出すと同時に、MINIもそれに倣っていった。

特にパリやミラノのMINIの変わり身は速かった。世界のトレンドをリードする街のMINIたち、そしてその乗り手たちは、驚くべき速さでカラフルな装いを脱ぎ捨て、シックなトーンに衣替えした。つまり、パリやミラノでのMINIは、早い時期からプレミアムカーとしての明快な地位を確立し、トレンドに敏感な洒落者たちがコアユーザーになっていたということだ。そのラインナップにカブリオレが加わることで、プレミアム度はさらに押し上げられた。

カブリオレは特に女性の人気が高いが、「どうしてこれほどまでに!?」と首を傾げてしまうほど、MINIカブリオレのステアリングを握っているのは、素敵な女性、それも、爽やかに軽やかにお洒落を楽しんでいるような女性なのだ。確かに、MINIカブリオレには、そうした女性に相応しい要素がぎゅうぎゅうに詰まっている。

そして今回、3番目のボディバリエーションになるクラブマンが登場したわけだが、ハッチバックより全長は240mm長く、ホイールベースも80mm長い。しかし、その新スペックは、MINIの小粋さ/スポーティさに少しのマイナスももたらしていない。

右側のピラーレス観音開き式「クラブドア」、そして、真ん中から左右に開く後部の「スプリットドア」もまた、優れた実用機能を持ちながら、小粋さ/スポーティさをスポイルするものではない。


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